訳あって妻の下僕になりました・第2話
2021-03-06
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その後、私達夫婦は何事もなかったように普段通りの生活が続いた。
休日に開催された市民公開講座の受付などをするために休日出勤した妻が、月曜日に振休となった。
事前にそのことを聞いていた私は、妻にも子どもにも内緒で会社に休暇届を出した。
当日、子ども達がそれぞれ小学校、中学校に出かけた後、妻は朝食の後片付けをしていた。
「実は今日、休暇取っちゃった」
「はあ?何で?」
「いや、特に理由はないけど、ママが休みだから、俺も休んじゃおうかと思ってさあ。ママがさあ、出かけるとか、なんか用事があれば、気にしなくてしてもらっていいからね」
「別に何も考えてないけど。どっか行きたい所ある?」
「いや、何もないよ。家でゴロゴロしているだけでもいいよ」
「ひょっとして、なんか期待してない?いやらしいこと」
完全に心の内を読まれていた。
「まあ、ちょっとは期待してないこともないけど・・・」
「あーあ。どうしてパパって、そんなことばっかし考え