「肩たたきしようか?」が2人の合い言葉
2022-08-30
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その日から私は、ある意図を持って母の肩たたきを始めた。
「肩、凝っていない?ツボ押しをすると効果があるんだって。ちょっと押してみようか?どう、気持ちよくなった?」
「とっても気持ちいいわ。もっとやってよ」
「そんなにいい気持ち?じゃあもっとやってやるよ」
肩を叩きながらときどき母の背中を擦った。
気持ちよさそうにしている母。
小学生の頃から母の肩たたきをしていた。
「うつ伏せになりなよ。マッサージしてやるから」
母は素直にうつ伏せになった。
私は母の頭の方に座り、頸の付け根から臀部に届くまで、背骨に沿って母の柔らかい肌の温もりを手のひらに感じながらブラウス越しにマッサージを始めた。
「ブラジャーの紐が邪魔だよ。外した方がいいんじゃない?」
「そうね、外しましょうね」
母はブラウスのボタンを外して、ブラジャーをとった。
「ついでにブラウスも脱いじゃいなよ。肌に直接触れてマッサージした方が効果があるんだから」