リキさん

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2014-09-04

小生がまだ女の色も知らなかった学生の頃の事を話そう。 
文武両道を地で行く優等生筆頭、精悍なマスクと鍛えぬかれた体躯を誇った小生は、全女学生の憧れの的であった。 
赤ら顔の乙女から恋文を渡される事日に十度(何処で小生の事を知ったのか分からないが、他校はおろか他県からも熱い恋文を頂いた)はザラで、 
恋道に迷った乙女から、“処女を是非貰って欲しい”と懇願された事も日常茶飯事であった。 
しかし、色道よりも硬派道、漢道を驀進していた小生は、“女色に溺れるは硬派が捨たる。”と、乙女達の要求を無下に断っていたのだ。 
(そんな態度が乙女達を更に狂わせてしまったのは誤算だったが(笑)) 

ある日、そんな小生の人生を大きく変えた事件が起こった。 
小生の母校と対立している不良グループのボスが決闘を挑んだのだ。 
相手は小生と優るとも劣らぬ体躯と喧嘩根性の持ち主だが、卑劣にも小生の舎弟を人質に取り、小生に対して決闘を

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