母親代わりだった近所のオバさん

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2013-09-16

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オレは今23歳。

オレには母がいない。小さい頃から。
そんなオレを母代わりとして可愛がってくれたのは、近所のなんでもないオバさんだった。
父は遅くまで仕事なので、そのオバさんは自分の家族とオレを交えて夕食を食べさせてくれたり、洗濯もやってくれた。
ほんと、母代わりとして、いや母以上に勤めてくれた。

そんなオレも今は成人して就職もしている。
オバさんの手助けもいらなくなった。

とある日曜日。
会社勤務に疲れ、家でダラダラとすごしていたら、「ピンポーン」とインターホンが鳴った。
出てみると、あのオバさんだった。

「みっちゃん(オレのこと)、これ作ったんだけど食べる?好きでしょ?」と、手に持っていた物はきんぴらゴボウだった。

オレの大好物だ。

「いるいる!食べるよ!」と言うと、
「じゃあ、お台所借りていい?もうすぐお昼でしょ?お昼ご飯作ってあげるね」
「オバさん、オジさん(オバさんの夫)は?」


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