キャッチのお兄さんと男子トイレで立ちバック

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2015-09-24

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数年前の夏の暑い日、私は傷心で両耳にウォークマンをぶっ挿して、ヘビメタを大音量で聴きながら街を歩いていた。

(誰とも話したくない・・・)

そんな心境だった。

いきなり後ろから肩を叩かれる。
面倒臭くチラッと目をやると、身長180センチくらいで福山雅治みたいな兄さんが立っていた。
私はイヤフォンを外すと、「はい?」と聞いた。

(落としもの?道を聞きたいの?なんだろう?)

「ゴメンゴメン~呼び止めて。ずっと呼んでたんだよ~、ちょっとだけいい?」

初対面なのに馴れ馴れしい関西弁口調で、しかもなんかカッコつけてて芸能人気取り。
私はちょっとムッとして、「何ですか?」と答えた。

彼は関西から来たジュエリーデザイナー。

「オリジナルジュエリーを作りませんか?」というキャッチの兄さんだった。

私はイヤフォンを装置しながら、「生まれてから今までジュエリーに興味持った事は1回もないし、これからもないですから」と歩き始めた。


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