借金のカタにされたヤンキーな彼女・前編
2020-12-13
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大学4年の時、アホみたいにスロットをやってた。
知ってる人もいるかと思うが、4号機の北斗や吉宗の時代。
金太郎とかの爆裂機でハマり、そのまま狂ったように打ってたんだ。
内定が決まってた4年の夏前からは、もう朝から晩まで通い詰め。
新装やイベントの日は同級生達と早朝から並んだりして。
店の癖や友達からのお裾分けで、月50万以上も勝ったりしてたから本当に呆れる。
毎日、朝から晩まで行ってると、それなりに常連たちと顔馴染みにもなる。
その中に、タイル職人の兄ちゃんがいた。
仕事もしないでスロットにハマりまくり、給料のほとんどを注ぎ込んでたみたい。
隣で5万とかぶっこんでスッカラカンになる姿を見て、設定6であろう台を最後に譲ったのがきっかけで割と仲良く接するようになっていった。
しばらくは名前も知らなくて、「タイル屋の兄ちゃん」と呼んでた。
後になって『エイジ』っていう名前を知ることになったが、きっかけはエイジさんの彼女だった。