完璧な妻・・・のはずだった・第2話
2015-03-12
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一人になると、またさっきの良くない想像が沸き起こり、不安な気持ちになってしまった。
と、こんな事を数週間繰り返し、結局調べることにした。
探偵事務所に行くことになるなんて想像もしていなかったが、担当してくれた探偵さんは、まだ若くて30前だった。
だけど、優しげで爽やかな外観とは違って、かなりえぐいところまで調べてくれた。
たった2週間で驚くほどの調査をしてくれた彼は、見た目と若さからは想像もつかないくらい凄腕だったようだ。
内容は、調べなければ良かったと思う内容だったが、探偵の彼は特に何もコメントはしなかった。
彼なりの気遣いだと思う。
そして報告書の入った封筒を置き、「何か質問があったら電話下さい」と言うと、席を立って居なくなった。
内容が内容なだけに、一人にしてくれたのだと思う。
まず、彼が収集した資料の中には写真があった。
その写真に写っている女性は、真っ黒に日焼けしていて、ウェーブがかかった髪の毛は茶色を通り越して金髪に近く、眉毛も