日差しが暖かな窓際

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2014-04-28

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もう、10年以上前の話・・・。

その日の授業は午前で終わり、午後からの部活も、休部のところが多く、12時過ぎの校内は閑散としていた。
冬服のセーラー服を着た彼女と、日差しが暖かな窓際。

僕は午後の部活のため、弁当を食べている。
彼女は、僕の部活が終わるまでの2時間、教室で本を読んで待っていてくれるって。
赤くて薄いスカーフ、厚手で手触りが落ち着くセーラー服の彼女を眺めながら、教室で二人きり。
窓際にピッタリ寄せた机1つを挟んで、向かい合いながら、ご飯を口に運ぶ。
学校の机は小さいから、彼女の揃えた両膝は、僕の両太股の間に当たっている。
話題も途切れたから、別に意味もなく、彼女の太股を抱きしめるように、力強く、足を絡めた。

「何を考えているの?」

含みのあるように見えてしまう、彼女の笑顔。
食事は続く。

机の上が片付いて、顔を寄せ合うことが出来るようになると、僕は彼女の両膝を引き寄せ、両肘を掴み、彼女の優しい顔をのぞき


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