単純で浅はかで淫乱だった母 其の七
2013-08-24
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自分勝手な考えしか出来ない浅はかな母は、佐藤という存在をすっかり忘れて夫から再び愛される日を夢見ていました。
しかし、そんな母の独りよがりな気持ちを打ち崩すかのように突然、その男が家の前に立ったのでした。
母の旧悪を暴き立てるかのように『佐藤が戻るまで、離婚は待ってやる』と言う夫の言葉を母に思い出させるかのように、ついに佐藤が母の前に姿を現したのでした。
正月も半ばを過ぎようとしていたある晩のこと。
父の同級生で、同じ町内に住んでいる鈴木さんが尋ねて来ておりました。
鈴木さんは父が富山から帰って来てからすでに何回と無く遊びに来ており、父と酒を飲んでは、楽しそうにおしゃべりをして行きましたが、この日は、父にいつもの様に仕事を頼みに来ていたのです。
鈴木さんの屋号は『曳鈴』と言い、『曳き屋』を仕事としておりました。
『曳き屋』とは、建物などが道路などの拡張に引っかかった時に家を壊すには勿体ないし後ろに土地もあるような場合、その家ごとジャッキで持ち上げてコロなど使い、家ごとそっく