悲しい誕生日
2014-09-05
先週は僕の誕生日だった。
その日の朝はあまり気分が優れなかった。
妻はやさしく「誕生日おめでとう」と声をかけてくれるだろうか、
プレゼントを何かもらえるかな、
なんて期待をしつつ朝食をとるため階段を降りた。
だけど妻は「誕生日おめでとう」どころか、
「おはよう」さえ言わなかった。
これが結婚ってやつだなと思った。
でもきっと子供たちなら覚えてくれているだろう。
しかし子供たちは朝食の間、何ひとつ言わなかった。
会社へ着くと、秘書のジェーンが
「おはようございます。そして誕生日おめでとうございます!」
と言ってくれた。
少なくとも覚えてくれた人がいると知り、
気分が少しよくなった。
昼の1時まで仕事をしたあと、