児童養護施設にいた時の話

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2009-07-16

 私は12歳の時から家庭の事情で施設に預けれれていました。ご存知の通り、児童養護施設は、事情により、家族による養育が困難な子どもたちが生活をする場です。 

私の場合は、ボランティアのおじいさんとおばあさんの家に預けれらレました。そこには私と同じような境遇の子供達が、常時8人いました。二人は我が子のように私達をかわいがってくれました。 

私が始めてその家を訪れた日のことです。みんな温かく迎えてくれ、閉ざしていた私の心を癒そうとみんなでパーティーを開いてくれました。みんなの暖かい気持ちがとてもうれしかったのですが、素直になれない自分がいました。 

みんな一生懸命私に質問してきましたが、私は下をむいたまま何も話せませんでした。心の中では、自分は親に見捨てられた悔しさでいっぱいでした。 

そこにはおじいさんとおばあさん、お姉さんが一人いて、あとは小学校低学年の男女が6人いました。 

「じゃあ、そろそろみんなお片づけしよ

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