あたしの痴漢対策、ことごとく失敗に終わるの巻・前編

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2019-12-11

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なんでいつも痴漢されちゃうのかな。
考えてみると思い当たるとこがいくつかある。
まず服装だ。
いつもだぼっとしたシャツを着てるから、下から手を入れやすくて胸を触られるんだ。
それとスカートも。
ちょっとぺらっと捲るだけでお尻が出るし、触られたりパンツ脱がされたりするんだ。
あとは、あたしが可愛いから?

まあそれは置いといて(笑)、あたしは痴漢対策を考えた。
シャツはやめて、ボタン付きのブラウスにした。
スカートもやめて厚手のジーンズに。
これならお尻を触られてもあまり感じないと思うし、痴漢野郎だって楽しくないと思う。

いざ出陣。
電車は相変わらず混んでいる。
動き始めて10分ぐらい経った頃だった。

(来た、痴漢野郎)

お尻を触ってくる。

(どうだ、感触が悪いだろ?)

案の定、少し触っただけであたしから離れた。
すると、後ろから両脇をすり抜けて胸を


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