私たち夫婦が破局寸前になった時のこと・前編

開く
2014-10-04

この体験談は約 9 分で読めます。

妻の奈美は2年前から週4、5回、午前中のみのパートに出るようになりました。
私達夫婦には女の子がニ人おり、下の子もあまり手が掛からなくなり、また、子供ニ人の教育費の負担が今後さらに増えてくるのが明らかだったからです。

私は自宅の隣町で父から譲り受けた小さな事業をやっており、妻にも帳面や伝票の整理、ちょっとした買い物など、私の仕事の裏方のようなことを手伝ってもらっています。
私の仕事はあまり経営が楽だとは言えないかもしれませんが、父の代からのお客様も多く、細々とではありますがそれなりに安定しています。
妻にはもっと外で働いて、より多くの現金収入を稼ぎたいという希望もありましたが、夕方以降にも勤務を頼まれるような、主婦業や私の仕事の手伝いに多少支障が出そうな職場を避けて、今の仕事を選びました。

妻のパート初出勤の日のことを、私は鮮明に覚えています。
私達に朝食を食べさせ子供達を学校に送り出したあと、妻は久しぶりにスーツを着て、少し緊張したような、でもなんだかうきうきしているような、そんな感じ


お勧めの体験談