寿退社することになった佐藤さん・後編
2014-02-28
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浴室のドアが開く音がして、我に返った。
佐藤さんが出てきた。
ピンクのバスローブ(安っぽいけど)、少し濡れた髪先。
すごく綺麗でポーッとして見てたら、こっちに近づきながら「あんまりジロジロ見ないのっ」ハニカミながら言った。
「す、すみません」
「謝らなくていいのに」
アハハって笑って、俺もつられて笑った。
しかし佐藤さん、ソファに座らず中途半端な場所で突っ立ってる。
俺がポカンとして見てると、「しょうがないなぁー。本当は男の人がリードするんだよ」と言いながら目の前まで来て片手を差し出す。
ようやく察した俺は慌てて手を繋いで、ベッドの方へ。
二人でベッドの上に座った。
佐藤さんは女の子座り、俺はあぐらをかいて。
なんかニヤケてしまい、笑ってると囁くように・・・。
「どうするの?」
「あ、じゃあ・・・いいですか」
「さっきからいいよって言ってるじゃん(笑)」
もう天使の微笑