高貴な女人のお師匠さまに精を抜いてもらいました
2019-10-22
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僕は第1希望の高校受験に失敗し、第2希望の高校に入学しましたが、やる気が起きずに怠惰な生活を続けていました。
見かねた親が、ツテを辿って精神修養するための師を探し、今回修行するお師匠さまを見つけ出したのです。
お師匠さまは、平安貴族に連なる高貴な家の出身でありながら世に出ることをせず、ごく限られた人数に対してのみ和の文化の教授をしている女人です。
教授する内容は、書道、茶道、華道から禅と多岐に渡っています。
年齢はよくわかりませんが40代のように見えます。
細身で目元が涼やかで、きっと昔は美人であったろうと思われる面立ちです。
僕は夏休みの間、お師匠さまの下、住み込みで和の精神について修行することになったのです。
初日のことです。
お師匠さまは修行の心構えについて述べたあと、修行に対する覚悟を決めることが大事だと言って・・・。
「剃髪しろとは言いませんが、あなたにもそれなりの覚悟が必要です。代わりに下の毛を剃りましょう。さあ、裸になりなさい」