単純で浅はかで淫乱だった母 其の六

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2013-08-24

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10月の半ばを過ぎたある夜のこと、八時過ぎに家の電話が鳴りました。

「きっと旦那様だわ!」

そう思った母がウキウキと受話器を取ると「おお、幸子か?元気か?」と聞き覚えの無い声がしたのです。

(だれ?旦那様じゃあないし「幸子か?」なんてなれなれしいのは誰かしら?叔父さんでもないし???・・・)

「子供達は元気か?」

そのとたん母の頭からスゥーと血の気が引くのでした。

「あっ・・あなた?・なの?」

母にとって今一番聞きたくない人の声でした。

「どう・した・の?」

口の中がからからに乾いてきます。

「ははは、やっとこの飯場にも電話が引けたんだ。これからは何時でも声が聞こえるぞ、ははは」と父が電話の向こうで嬉しそうに笑います。

「ちょっと待って・・・ジュンちゃん、父さんよ」と母は慌てて、嫌な物を捨てるようにそばでテレビを見ていた子供に受話器を渡すのでした。

(どうしましょ?電話が来るなんて・・・これから夜旦那様と会っている


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