お嬢様な元カノがくれた最低で最悪の宝物・前編

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2020-02-24

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初めて会ったのは夏だった。
彼女は長い髪を結って、桃色の浴衣を着ていたのを今でも覚えている。
当時知り合って間もない友達の紹介だったけど、彼女と少し話して感じたのは、丁寧で上品な印象だった。
化粧も薄く、控えめな佇まい。
僕は(お嬢様なのかな?)と思ったのだが、後で知ったけど、200坪もある日本家屋に住む、本当のお嬢様だった。

その日はとりあえず連絡先を交換してみただけで、当たり障りのない挨拶で別れた。
それから何度か会う機会があって、よく会話をするようになったけど、僕は彼女にいつも、どこか緊張を帯びたような気配を感じとっていた。
どうやら人と話すのが・・・特に男性とは、あまり慣れていないというか不得意なのだと言う。
僕は彼女ともう少し仲良くなりたくて、頑張って会話の話題を探りながら接していた。
ちょっと経ってから知ったのだが、彼女は僕より少しだけ年上だった。

好きだと思い始めたのは割とすぐのことだった。
会って2年ちょっとぐら


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