男だった私

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俺は普通の女として生まれてきました。

しかし、物心ついた頃から自分の体に違和感があり、女の洋服を避けるようになりました。

そして、子供の頃に観たドラマで性同一性障害を知り、自分がこのタイプの人間だと確信しました。

その時の俺は、俺以外に同じ悩みをもった人がいる事を知り、安心した事を覚えています。

中学生になった俺は髪を短くして、制服のスカートの下にはジャージを穿いて過ごすようになり、バスケ部に入って男みたいに背が高く筋肉質な体になれるように練習を頑張りました。

しかし、第二次性長期を迎えた俺の体は、大人の女の体に変化して行き、男のような筋肉質な体にはならず、煩わしい生理がきつくなって行ったり、胸が膨らみ出してしまい、自分の体に対する違和感が更に強くなりました。

俺は自殺を考えたりしましたが、死ぬ気で親にカミングアウトすると、意外にも親はそんな俺を受け入れてくれて、病院で性同一性障害のカウンセリングを受けさせてくれ、将来的に男になる事を認めてくれました。

俺は心のモヤモヤが晴れて、性格も子供の頃のようなさっぱりとした性格に戻


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