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誰にも言えなかったし言わなかった黒歴史。俺は小4から近所にある英会話教室に通い始めた。アメリカ人の旦那さんがいる夫婦の自宅。奥さんの方が東京大学出身で、日本の受験勉強にも精通していた。だから単なる英会話というよりも、受験で武器になる英語を教えてくれていた。
だからちょっとハードでね。塾とか通ってこなかった俺には憂鬱な時間だった。小学校とは真逆の方向へと歩いて10分ちょっと。途中の公園にわざわざ入って歩いたり、少しでも気を紛らわせたり。
そんなある日、いつものように公園を歩いていた時に見知らぬお姉さんに声をかけられた。柴犬を連れたお姉さんで、ウンコをしちゃったから取りたいんだけどってね。
元気な柴犬で、人や犬を見るとグイグイ行っちゃう。だからちょっとリードを持っててくれと頼まれた。今になって思うけど、多分20代半ば前後だったんじゃないかな。
そんな美人だったった記憶もないけど、ブサイクだとかそんな記憶もない。シュッとしたスレンダーなお姉さんで、俺よりもかなり身長はあった。
お礼を言われて「アメ食べる?」って言われ、飴を舐めながら世間話を
取り壊されると聞いていたので、先日思い出の場所を見に行ってきた。そこは住宅地の中にある公園で、早朝は老人たちが、その後は幼い子供達が、そして小学生などが遊んでいた公園。今はもう周辺の住宅が老人ばかりor空き家になっているようで、あまり遊んでいる人がいない。
ちょうどその公園を中心に再開発されるという。多分多くの地元民からすると、単なる公園だと思う。でも俺にとっては青春の香りが残る思い出の公園なのです。
初めてその公園をアレで使ったのは中2の冬でした。周りに「両思いだから」とはやし立てられ、なぜか告白させられ、そのまま付き合うことになった。もちろん初めての彼女です。
とはいっても親に宣言したりとかはするわけでもない。だから会うのはこっそり。俺はサッカー部、彼女はテニス部だったので、待ち合わせして一緒に帰る。ちょっと遠回りしたりして他愛もない事を喋ったりするプラトニックな交際でした。
でもやっぱり我慢できなくなる。それは彼女も同じで、しかも俺よりも進んでいたんです。だってあの頃の俺はセックスなんてどうやったらイイのかすら分からなかったし。